合成ダイヤと天然ダイヤの違いと見分け方
2025年3月11日 火曜日

INDEX
- 1. ダイヤモンドの種類は天然・合成・模造の3種類!
- 1. 天然ダイヤモンド
- 2. 合成(人工)ダイヤモンド
- 3. 模造ダイヤモンド
- 2. 見分け方のポイント3つ
- 1. 息を吹きかけてみる
- 2. 重さを確認してみる
- 3. 専用の機械を使用する
- 3. 天然・人工ダイヤモンドの使用用途
- 4. デビアス社の合成ダイヤモンド「ライトボックス」
- 5. 天然・合成どちらを選ぶかは重視するポイント次第

「永遠の輝き」「世界で一番硬い石」と言われており、希少価値の高いダイヤモンド。
誰もが知っている宝石ですが、近年では誰もが手に取りやすい様な価格で販売されている事もあります。その違いは天然ダイヤモンドか、人工ダイヤモンドであるかです。
天然はもちろん希少価値も高く輝きも素晴らしいですが、近年出てきている合成ダイヤモンドは精巧に出来ていますし、ジュエリーとして楽しむ分には申し分ない仕上がりになっているので、合成を天然と偽る物も出てきています。
そこで今回は合成ダイヤと天然ダイヤの違いをご紹介します。こちらを参考に天然ダイヤかどうかをきちんと見分けてみましょう。
ダイヤモンドの種類は天然・合成・模造の3種類!
ダイヤモンドには天然・合成・模造の3種類があり、それぞれ特徴を持っています。
下記でそれぞれまとめてみました。
1. 天然ダイヤモンド

天然ダイヤモンドは強い輝きを放つのはもちろん、地球上で最も硬い鉱物で傷付きにくいのが特徴です。
その生成方法は人の手を加える事なく、地球内部、地下100kmの非常に高温高圧な環境で生成されます。また、屈折率が高くルビーやサファイアの屈折率が1.76前後なのに対しダイヤモンドは屈折率2.42と非常に高くなっています。
皮脂を吸着しやすく、水を弾く性質や熱を伝えやすい『伝導性』の性質もあります。
2. 合成(人工)ダイヤモンド
天然ダイヤモンドと同様に原料は炭素です。天然との違いは、名前の通り人工的に成分を合成して作られているという点です。
天然ダイヤモンドは自然の力で生成されているので、黄色や茶色の成分が混ざっていて、完全に同一成分しか無いものは珍しいものです。
ところが、合成ダイヤモンドは人工的に作られているため、あらゆる大きさのダイヤモンドを自在に生成でき、なおかつ同一成分だけのものが作れるので、天然よりもクオリティが高いように見えてしまいます。
また、内包物のある合成ダイヤモンドも近年生成されているため、肉眼での真贋が難しくなっています。
そのため、専門の機械であるスクリーンワンなどで判断する必要があります。
3. 模造ダイヤモンド
こちらはダイヤモンドに似せた石で作られた模造品です。
炭素だけでなく、酸化ジルコニウムなど複数の成分からできている物もあり、キュービックジルコニアは模造ダイヤモンドの代表格として呼ばれています。
天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドの見分け方
合成ダイヤモンドと天然ダイヤモンド、一目見ただけでは分かりづらいですが、ポイントを絞れば見分ける事は可能です。自分で出来る方法もあるので、下記で3つご紹介いたします。
1. 息を吹きかけてみる
先述の通り、天然ダイヤモンドは熱伝導性が高く、水をはじく性質をもつため、息を吹きかけて曇らせた後もすぐに曇りがなくなります。
逆に人工ダイヤモンドの場合、しばらく曇った状態を維持するので、一目瞭然で見分けられます。
2. 重さを確認してみる
模造ダイヤモンドの代表格である「キュービックジルコニア」は密度が高く、実は天然ダイヤモンドの2倍の重さがあります。
宝石は小さい場合が多いので、重量感を見分けるのは難しいかもしれないですが、この方法もはっきり分かる見分け方です。
3. 専用の機械を使用する
ダイヤモンドと類似石・模造石を判別する際に使える機械で「ダイヤテスター」が存在します。
ダイヤテスターでは、ダイヤモンドなのか、キュービックジルコニアやモアサナイトなどの類似石・模造石なのかの判別が可能になっております。
また、天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドの判別に使える「スクリーンワン」という機械もございます。
こちらは、ダイヤテスターでダイヤの反応が出た後に、「天然」のダイヤモンドなのか「合成」のダイヤモンドなのかを判別する際に使用します。
基本的にⅠ型ですとほとんどが天然のダイヤモンドになり、Ⅱ型ですと合成のダイヤモンドと言われております。
まれに1%の確率で天然のダイヤモンドであったり、ブルーサファイア・ピンクサファイアはⅡ型であることがあるため、状況に応じて専門機関に検査を出すのもよいと思います。
名称 | 比重 | 屈折率 | 特徴 |
---|---|---|---|
天然ダイヤモンド | 3.52 | 2.417 | 屈折率が高い・熱伝導率が高い |
合成ダイヤモンド | 3.52 | 2.417 | 熱伝導率が低い |
キュービックジルコニア | 2.15 | 5.6~6 | 屈折率が低い・比重が重い |
天然・人工ダイヤモンドの使用用途

見た目は大差ないダイヤモンドですが、それぞれの特徴にあった用途で使われています。
合成ダイヤモンドはジュエリーとしても使われますが、主に工場などで使う道具の素材として用いられています。
天然ダイヤモンド | 指輪やネックレス、ピアスなどのジュエリー、研磨剤 |
---|---|
合成ダイヤモンド | 切削・研磨道具 |
デビアス社の合成ダイヤモンド「ライトボックス」

非常に活躍している合成ダイヤモンドですが、最近では、ダイヤモンド販売の最大手デビアス社が「ライトボックス」という合成ダイヤモンドの原石ブランドを発表した事で話題になっています。
天然ダイヤモンドのわずか10分の1の価格の合成ダイヤモンドの販売をするため、今まで手に入れづらかった方も気軽に購入できると注目を集めているダイヤモンドです。
カラー展開も様々ですのでなので、自分の好みのデザインのジュエリーを気軽に身に付けられそうです。
天然・合成どちらを選ぶかは重視するポイント次第
天然ダイヤモンドと合成ダイヤモンドは、硬度、見た目共にあまり変わりがなく、ジュエリーとして身に付ける分には、そんなに変わらないようです。
自然に作られたダイヤモンドが欲しい方は天然を、安価で購入したい方は合成を、というように重視するポイントで天然物か合成物を選ぶと良いでしょう。
ただし、価値、値段が大きく違うので購入する時や買取ってもらう時には要注意です。
天然ダイヤモンドはもちろん素敵ですが、合成ダイヤモンドの様に気軽に身に付けられるものがあるのは嬉しいですね。
色石BANKでは、天然か合成かをしっかり真贋したうえで、お買取りさせていただきます!
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