宝石のカットの種類
鉱物を研磨・カットして、美しい宝石として仕上げるために、原石を観察し「立体」、「形状」、「面」の3要素をどのようにするかを、硬度、耐久性、透明度、価格、人気度を考慮して決めます。一般的には、硬度7以上で透明に仕上がるのは、ファセットカット(ブリリアント/ステップカットなど)に、7未満のものは、カボション、タンブリング、ビーズなどにカットされます。
宝石のカット形状を決める3要素
立体 ・・・ 原石の種類や透明度、内包物の有無などを見て立体を決める。
![カボションカットシングルの図](/img/cut_cabochon.png)
カボションカット(シングル)
上面が、ドーム状に整えたカットで、半透明や不透明な宝石に多いです。
![カボションカットダブルの図](/img/cut_cabochon-double.png)
カボションカット(ダブル)
両面がドーム状のカットスタイルになります。
![ブリオレットカットの図](/img/cut_briolet.png)
ブリオレットカット
無数の小さな面をつけながら仕上げるカットです。
![ブリリアントカットの図](/img/cut_brilliant2.png)
ブリリアントカット
クラウンとパビリオンを持つカットの基本です。ダイヤモンドなどの透明石に多様される人気の研磨スタイルです。
![ローズカットの図](/img/cut_rose.png)
ローズカット
バラの花弁が折り重なったように面を取ったカットスタイルです。
形状 ・・・ 上面(フェイスアップ)から見た形を決める。
ラウンドエッジ・・・丸みを帯びた外形
![クッションの図](/img/cut_cushion.png)
クッション
![マーキスの図](/img/cut_marquise.png)
マーキス
![トリリアントの図](/img/cut_trilliant.png)
トリリアント
![ペアーシェイプの図](/img/cut_pear-shape.png)
ペアーシェイプ
![オーバルの図](/img/cut_oval.png)
オーバル
![ラウンドの図](/img/cut_round.png)
ラウンド
![ハートシェイプの図](/img/cut_heart-shape.png)
ハートシェイプ
ストレートエッジ・・・直線的な外形。宝石によっては角が欠けやすい難点があります。
![エメラルドカットの図](/img/cut_emerald.png)
エメラルド
![バゲットカットの図](/img/cut_baguette.png)
バゲット
![スクエアカットの図](/img/cut_square.png)
スクエア
面の取り方・仕上げ ・・・ 宝石の個性と用途に応じて面の取り方を決めて仕上げる。
![ブリリアントファセットの図](/img/cut_brilliant.png)
ブリリアントファセット
ガードルに面と面が作る線(稜線)が接します。
![ステップファセットの図](/img/cut_step.png)
ステップファセット
ガードルに対し、面を平行にカットされます。
![チェッカーボードファセットの図](/img/cut_checkerboard.png)
チェッカーボードファセット
上面がチェッカーフラッグのように仕上げます。。
![シールファセットの図](/img/cut_seal.png)
シールファセット
上面が広く平らになります。彫刻などが施されることがあります。
![カボションの図](/img/cut_cabochon.png)
カボション
平らな面が無く曲面で仕上げます。