色で分かる宝石の種類一覧

2020年6月16日 火曜日

色で分かる宝石の種類一覧

INDEX

  1. 宝石の定義と知識
  2. 1. 有名な紫色・赤色の宝石
    1. 1.ルビー
    2. 2.アレキサンドライト(白熱光)
    3. 3.ルベライト
    4. 4.血赤珊瑚
    5. 5.スタールビー
  3. 2. 有名なピンク・茶色・黄色の宝石
    1. 1.キャッツアイ
    2. 2.パパラチアサファイア
    3. 3.インペリアルトパーズ
    4. 4.ファイヤーオパール
  4. 3. 有名な黄緑・緑色の宝石
    1. 1.エメラルド
    2. 2.デマントイドガーネット
    3. 3.ペリドット
    4. 5.ブラックオパール
  5. 4. 有名な水色・青色の宝石
    1. 1.サファイア
    2. 2.アクアマリン
    3. 3.パライバトルマリン
    4. 4.タンザナイト
    5. 5.インディゴライト
  6. 5. 有名な無色の宝石
    1. 1.ダイヤモンド
    2. 2.パール
    3. 3.白珊瑚

各宝石には、歴史や語源、誕生月や石言葉、鉱物種などがあります。宝石の購入を考えている方や、持っていてどんな石なのか知りたい方、売却を考えているけど価値がわからない方などに向けて、有名な宝石や、おすすめな宝石を色別で分けました。参考にしていただければ幸いです。

宝石の定義と知識

現在、主に宝石と呼ばれている種類は50種類ほどあり、それは、自然が生み出し、美しく永く身につけることができ、価値を持ち続けるものです。多くの宝石は、地中の深いところで結晶し、地殻変動によって人の手の届くところにまで運ばれて、さらに人に発見されるという偶然が重なって存在します。現在、私達が目にする宝石の多くは、近代の技術によって研磨され、ジュエリーにセットされた美しく輝くものです。

宝石は、モース硬度が高ければ高いほど、自由に研磨が可能で、より美しく輝きを生み出せます。そのトップに位置しているのがダイヤモンドで、1番有名な研磨方法、ラウンドブリリアントカットは皆様も一度は目にしているのではないでしょうか。58面のカット面をつくり、「光をつかまえる」と表現されるほどに、輝きと分散光のパフォーマンスは、人々を魅了します。そんな宝石の一つ一つに歴史があり、価値を生んでいます。

有名な紫色・赤色の宝石

ルビーの歴史・誕生月・石言葉

ルビー

ルビーは、数多く存在する宝石のなかでも、年齢を問わず身につけられている伝統ある宝石です。
語源は、ラテン語で赤を意味するRubeus(ルベウス)です。
特徴としては、ダイヤモンドの次に硬い宝石で、クロムの含有により赤色に輝きます。18世紀以前は、レッドスピネルや赤のガーネットを含めて赤い石のことを指していました。
1904年、世界で初めてベルヌイ法を用いて、合成ルビーが作られました。
しかし、合成ルビーは、合成の表示がなされずに販売された為、世界中の業者が本物として扱い、天然ルビーの信頼性が大きく損なわれました。
これを機に、宝石学の必要性が高まり、一気に宝石学が進歩し、全世界に普及しました。
ルビーの中で、最も高値で流通しているのがモゴック産ルビーで、無処理で高品質の物だと、1ctで数百万もの価値が付きます。

石言葉 純愛、深い愛情 誕生月 7月
鉱物種 コランダム モース硬度 9【非常に強い】
石言葉 純愛、深い愛情
誕生月 7月
鉱物種 コランダム
モース硬度 9【非常に強い】

アレキサンドライト(白熱光)の歴史・誕生月・石言葉

アレキサンドライト

アレキサンドライトの名前の語源は、1830年にロシアのウラル地方で、ロマノフ朝の皇太子だった、後の12代ロシア皇帝アレキサンドル2世の12歳の誕生日に発見されたことが、その名の由来です。
自然光の下では青緑に輝き、白熱光やロウソクの下では赤紫に変色して見えます。この2色がロシア人の軍服の色であったため、ロシア人からは、アレキサンドライトは珍重されました。
アレキサンドライトの色の変化は、クロムによるものです。透明度が高く、形が良く、石の内部のキズも肉眼で見えるようなものが無いことが前提として、色の変化が顕著なものが高品質になります。

石言葉 高貴、誕生、魅力 誕生月 6月
鉱物種 クリソベリル モース硬度 8.5【非常に強い】
石言葉 高貴、誕生、魅力
誕生月 6月
鉱物種 クリソベリル
モース硬度 8.5【非常に強い】

ルベライトの歴史・誕生月・石言葉

ルベライト

トルマリンには、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、など、全ての色があります。
スリランカのシンハラ族の言葉で宝石の砂礫(されき)を意味する「トルマリ(Turmali)」からきています。静電気を生じ、誇りを吸い寄せることから、電気石とも呼ばれています。
トルマリンがマンガンを多く含有した場合、赤色に発色します。その赤色のレッドトルマリンが別名ルベライトに属します。ルベライトは、10種類以上の宝石のグループであるトルマリンの中でも、価値が高い宝石です。

石言葉 広い心、貞節 誕生月 10月
鉱物種 トルマリン モース硬度 7〜7.5【強い】
石言葉 広い心、貞節
誕生月 10月
鉱物種 トルマリン
モース硬度 7〜7.5【強い】

血赤珊瑚の歴史・誕生月・石言葉

血赤珊瑚

コーラル(珊瑚)は、装飾品としての歴史は古く、ギリシャ、ローマ時代に使用されており、「海の宝石」と呼ばれています。コーラルは、植物でも鉱物でもなく、海中の微生物によってつくられます。主成分は、真珠の外皮の部分と同じ炭酸カルシウムで、人間の手を介すことなく自然の時間の中で少しずつ成長してきたものです。
コーラルの語源は、ギリシャ語で海の人形を意味する「コラリオン(korallion)」からきています。

コーラルの品質は、形、色ムラ、虫食いの有無で見分けます。色の濃淡は好みが分かれますが、現在では、「血赤珊瑚」が人気です。血赤珊瑚は、オックスブラッドとも呼ばれています。
耐久性は、有機物のため、酸に弱く装飾品として身につける場合は、素肌に直接接さないように衣類などの上に身につけることが望ましいと言えます。

石言葉 確実な成長、長寿、幸福 誕生月 3月
鉱物種 コーラル(珊瑚) モース硬度 3.5〜4【弱い】
石言葉 確実な成長、長寿、幸福
誕生月 3月
鉱物種 コーラル(珊瑚)
モース硬度 3.5〜4【弱い】

スタールビーの歴史・誕生月・石言葉

スタールビー

スタールビーは、名前の通り、光が当たると左図のような六条の星が現れます。この効果をアステリズムと呼びます。
スターは、シルクと言われるルチル(酸化チタンの一種)の針状の結晶が要因で、60度に交わっているルチルに光りが当たるとスターが現れます。 品質は、色や形、透明度、星の質(石の中央に弱い光でも星が見られるか)で見極めます。ですが、スターがほとんど出なくても、ボディーカラーが良ければ、ジュエリーとしては価値を生みます。
海外のお土産屋さんでは、安価なスタールビーが売られていますが、透明度が低く、たくさん産出するので価値は低くなるので、宝石としての価値はあまり望めないでしょう。

石言葉 常に主役 誕生月 7月
鉱物種 コランダム モース硬度 9【非常に強い】
石言葉 常に主役
誕生月 7月
鉱物種 コランダム
モース硬度 9【非常に強い】

有名な茶色・黄色の宝石

キャッツアイの歴史・誕生月・石言葉

キャッツアイ

キャッツアイは通常、クリソベリルキャッツアイのことを指します。名前の語源は、光に当てると縦に一条の引き締まった線が出る様子が猫の目に似ていることから名付けられました。この光の帯が出る効果をシャトヤンシー(キャッツアイ効果)といい、フランス語で猫を意味する「シャト(Chat)」に由来します。
昔、東洋では、眼と眼の間の額に押し付けると「先見の明」が得られると言われていました。原産国のスリランカでは、「悪魔から身を守る石」といわれてきました。
19世紀末には、ルビーの次に貴重とされ、ダイヤモンドよりも貴重な石として扱われていました。
キャッツアイの最高品質は、濃すぎず淡すぎない色みで、ミルクカラーとハニーカラーが現れる「ミルクアンドハニーカラー」と呼ばれるクリソベリルキャッツアイになります。

石言葉 守護、慈愛 誕生月 8月
鉱物種 クリソベリル モース硬度 8.5【非常に強い】
石言葉 守護、慈愛
誕生月 8月
鉱物種 クリソベリル
モース硬度 8.5【非常に強い】

パパラチアサファイアの歴史・誕生月・石言葉

パパラチアサファイア

スリランカ産のピンクがかったオレンジの美しい宝石がパパラチアサファイアです。
パパラチアサファイアの定義は、世界共通のものではありません。色合いとしては、ルビーとオレンジサファイアの中間に位置しています。
名前の語源は、スリランカのシンハリ語で「蓮の花(ロータスフラワー)」を意味しています。
多くのサファイアは、加熱による色の改良が行われています。無処理のパパラチアサファイアの場合は、不思議なことに、色褪せてしまっても、1時間ほど太陽光線の下に当てることで、元の色に戻ります。
パパラチアサファイアは、産出量が少なく幻の宝石として扱われ、価格も高額になります。

石言葉 一途な愛、運命的な恋 誕生月 9月
鉱物種 コランダム モース硬度 9【非常に強い】
石言葉 一途な愛、運命的な恋
誕生月 9月
鉱物種 コランダム
モース硬度 9【非常に強い】

インペリアルトパーズの歴史・誕生月・石言葉

インペリアルトパーズ

インペリアルトパーズは、オレンジがかった黄色、オレンジ、赤みのあるオレンジの順に先頭から価値が高く、シェリー酒のような色合いの輝きの強い宝石です。
アメシストを加熱したシトリンが「ゴールデントパーズ」の名で大量に出回ったため「インペリアル」を頭につけて混合を避けました。
名前の語源は、トパーズの主産地であったブラジルに、当時在位していた皇帝ドン・ペドロ2世の「インペリアル(皇帝)」にちなんだものです。
名前の通り、トパーズの中でも最高級の宝石で、希少石として高額で取引されています。

石言葉 友情、友愛、希望、潔白 誕生月 11月
鉱物種 トパーズ モース硬度 8【非常に強い】
石言葉 友情、友愛、希望、潔白
誕生月 11月
鉱物種 トパーズ
モース硬度 8【非常に強い】

ファイヤーオパールの歴史・誕生月・石言葉

ファイヤーオパール

名前の語源は、アステカ文明で太陽神の化身として様々な儀式にファイヤーオパールが使用されていたことが由来です。鉱物種のオパールの語源は、ラテン語で貴石を意味する「オパルス(Opalus)」に由来します。
赤やオレンジ系統のオパールをファイヤーオパールと呼びます。
遊色効果(層状構造の反射により、虹色の色彩を示す)が見られないものもファイヤーオパールとして、流通していますが、それは、赤ガラスと呼ばれて、宝石としての価値はほとんどありません。
ファイヤーオパールは、遊色効果が強く出ればでるほど、価値は上がります。

石言葉 幸福、情熱 誕生月 10月
鉱物種 オパール モース硬度 5〜6.5【普通】
石言葉 幸福、情熱
誕生月 10月
鉱物種 オパール
モース硬度 5〜6.5【普通】

有名な黄緑・緑色の宝石

エメラルドの歴史・誕生月・石言葉

エメラルド

エメラルドは、数千年の長い歴史を持つ宝石で、ギリシャ語で緑色の石の意味の「スマラグドス(Smaragdus)」から名付けられました。
1818年に所在が確認された伝説のエジプト・クレオパトラ鉱山では、古来から、淡い半透明の品質のエメラルドを産出していたと言われています。
16世紀の終わりにコロンビアのエメラルドがヨーロッパに持ち込まれ、スペインで様々な細工がなされ、ヨーロッパ、トルコ、イラン、インドの王室に持ち込まれました。
16世紀以降も約100の鉱山を変えながら採掘が行われ続け、各鉱山・鉱区によって、品質と特徴が変わり、価値も変わります。
現在では、コロンビア産のエメラルドが世界の半分の産出量を占めています。その中でも最も品質の高いエメラルドを「ゴタ・デ・アセイテ(一滴のオイル)」と呼びます。 エメラルドは、キズが多い宝石のため、内部から表面に繋がるキズの少ないものにこだわることが大切です。

ダイヤモンドにもよく使われるエメラルドカットの名称は、コロンビア産エメラルドの形と特徴に由来します。コロンビア産エメラルドの六方柱の原石は、表面に淡いグリーンが片寄り、内部にはほとんど色がありません。なので、エメラルドのグリーンを引き出すためには表面の色を有効に使う必要があり、傷の見えにくい角度に上面を据えて、色をこもらせるように石取りをします。そうして仕上げたエメラルドは、角切りの長方形(エメラルドカット)になるのです。こうして生まれたエメラルドカットは、現在、ダイヤモンドをはじめ、色々な宝石に使われ、宝石の一般名称になています。

石言葉 幸福、誠実 誕生月 5月
鉱物種 ベリル モース硬度 7【強い】
石言葉 幸福、誠実
誕生月 5月
鉱物種 ベリル
モース硬度 7【強い】

デマントイドガーネットの歴史・誕生月・石言葉

デマントイドガーネット

デマントイドガーネットは、1860年代からロシアのウラル山脈で採掘されました。現在では、ナミビアとマダガスカルからも産出しますが、ロシア産の品質には定評があります。
デマントイドガーネットは、強い分散光とホーステールインクルージョン(馬のしっぽのような繊維状結晶インクルージョン)が特徴
です。
語源は、オランダ語でダイヤに似てると言う意味の「デマントイド」から来ており、それほどに美しい宝石なのです。
デマントイドガーネットは、3ct以上のものは市場にはあまり流通していないため、非常に高額で取引されてます。

石言葉 友愛、真実、勝利 誕生月 1月
鉱物種 アンドラダイトガーネット モース硬度 7【強い】
石言葉 友愛、真実、勝利
誕生月 1月
鉱物種 アンドラダイトガーネット
モース硬度 7【強い】

ペリドットの歴史・誕生月・石言葉

ペリドット

ペリドットの鉱物種はオリビンで、語源は、ラテン語の「オリーブ(Olive)」から来ています。実際にオリーブの実に近い緑で産出します。
エジプトのアスワンの東300kmの紅海に浮かぶセントジョーンズ島は、3500年以上も前からこの石を産出していました。ドイツのドレスデンの宝飾展示室「緑の丸の天井」では、大粒のペリドットがはめこまれた18世紀の王家の剣や錫(しゃく)のコレクションが見られます。
ペリドットは、硬度を考慮した上で、指輪に仕立てるならカボション、ファセットカットならペンダントがおすすめで、透明度が高く茶色みがないものが品質の高いものになります。

石言葉 幸せ、和合、平和 誕生月 8月
鉱物種 オリビン モース硬度 6【普通】
石言葉 幸せ、和合、平和
誕生月 8月
鉱物種 オリビン
モース硬度 6【普通】

ブラックオパールの歴史・誕生月・石言葉

ブラックオパール

長い間、存在が知られていなかったブラックオパールは、1902年オーストラリアのニューサウスウェールズ州ライトニングリッジから発見されました。
オパールは輝きと色が一体となって美しさが発揮されるものです。角度を変えると次々と美しい表情を見せてくれます。
宝石言葉は、「威嚇」で、「カリスマ性」や「革新的」などの意味も持ち、アグレッシブで向上心の強い方におすすめな石と言えます。
ブラックオパールは、遊色効果(別名:プレイオブカラー)が強く見られるものが価値が高く、最高品質のブラックオパールはハーレクインと呼ばれ2ctほどの大きさで数百万以上するものもあります。

石言葉 カリスマ性、勝負、知性 誕生月 10月
鉱物種 オパール モース硬度 5【普通】
石言葉 カリスマ性、勝負、知性
誕生月 10月
鉱物種 オパール
モース硬度 5【普通】

有名な水色・青色の宝石

サファイアの歴史・誕生月・石言葉

サファイア

サファイアは、ルビーと同一の鉱物(コランダム)で、ダイヤモンドに次ぐ硬度を持ちます。名前の語源は、ラテン語で青を意味する「sapphirus(サッピルス)」に由来します。
紀元前7世紀以降、ギリシャ、エジプト、ローマで装身具として使われ、中世には広く、ヨーロッパの王たちに好まれました。スリランカを訪れたマルコポーロも、ルビーとサファイアを高く評価しています。
ルビーとサファイアが共にコランダムと言う鉱物だとわかったのは、18世紀になってからのことでした。現在では、赤色のコランダムをルビー。青色のコランダムをサファイアと呼んでいますが、中世までは、サファイアといえば青い石、ラピスラズリのことでした。
サファイアの中でも、最も高値で流通しているのがカシミール産のコーンフラワーブルーサファイアで、最高品質のもので3ct数千万円の価値があるものもあります。

石言葉 誠実、慈愛、徳望 誕生月 9月
鉱物種 コランダム モース硬度 9【非常に強い】
石言葉 誠実、慈愛、徳望
誕生月 9月
鉱物種 コランダム
モース硬度 9【非常に強い】

アクアマリンの歴史・誕生月・石言葉

アクアマリン

アクアマリンは今からおよそ2000年前にローマ人によって名付けられ、その語源はラテン語で水を意味する「アクア(Aqua)」海を意味する「マリーン(Marine)」からきています。
アクアマリンは、採取したときにすでにブルーのものと淡いグリーンや茶色がかったものを加熱して色を引き出したものがあります。アクアマリンは清潔な雰囲気で品格があり、ブルーがあまり濃すぎない方が柔らかさや落ち着きを感じさせます。 鉱物種はベリルで、エメラルドと同じ鉱物(ベリル)で、アクアマリンの水色は微量の鉄分です。

また、最高品質のアクアマリンは、ブルートパーズに似た濃い青色を放つ、通称サンタマリアアクアマリンと呼ばれ、非常に高値で取引されています。

石言葉 聡明、勇敢 誕生月 3月
鉱物種 ベリル モース硬度 7【強い】
石言葉 聡明、勇敢
誕生月 3月
鉱物種 ベリル
モース硬度 7【強い】

パライバトルマリンの歴史・誕生月・石言葉

パライバトルマリン

パライバトルマリンは、ブラジルのパライバ州バラウラ村から産出したことからその名が付けられました。1989年の1年間は本格的に産出しましたが、それ以降はほとんど採れていません。
その後、同じくブラジルのリオグランデ・ド・ノルテ州やアフリカのモザンビーク、ナイジェリアから産出されています。現在、一定量の銅を含むトルマリンは「パライバトルマリン」と呼ばれています。
ルビー、サファイア、エメラルドのように伝統に裏打ちされた価値があるとは言えませんが、人気が高い宝石です。
パライバトルマリンは中位の明度でグリーンからブルーまで幅広い色相が産出しますが、最も好まれるのがネオンブルーです。他の色と比べ、約10倍の価値がつくこともあります。

石言葉 友愛、真実、勝利 誕生月 10月
鉱物種 トルマリン モース硬度 7【強い】
石言葉 友愛、真実、勝利
誕生月 10月
鉱物種 トルマリン
モース硬度 7【強い】

タンザナイトの歴史・誕生月・石言葉

タンザナイト

1980年代にタンザニアで発見されたブルーのゾイサイトは、タンザニアの夜という意味の「タンザナイト(tanzanite)」とティファニー社が命名しました。鉱物酒のゾイサイトは、スロベニアの鉱物コレクター、ジグムント・ゾイス氏にちなんで名付けられました。
タンザナイトは、1989年頃から産出が増え美しくて価格が手頃のことから特に米国で人気を集めています。非常に美しいのですが、硬度が低く欠けやすいのが難点です。リング以外か、カボションカットを選ぶのが懸命です。一般的に多色性が強く、濃い紫、濃い青が出るものほど宝石としての価値が上がります。

石言葉 高貴、冷静 誕生月 12月
鉱物種 ゾイサイト モース硬度 6【強い】
石言葉 高貴、冷静
誕生月 12月
鉱物種 ゾイサイト
モース硬度 6【強い】

インディゴライトの歴史・誕生月・石言葉

インディゴライト

インディゴライト(ブルートルマリン)の名前の語源は、ラテン語で、青い花の植物である「インディカム(Indicum)」から付けられました。鉱物種はトルマリンで、静電気を生じ、埃を吸い寄せることから電気石とも呼ばれている鉱物です。
インディゴライトは、青色から水色のトルマリンで、トルマリンの中でも産出量が少なく、希少価値が上がります。その中でも純粋な青に寄れば寄るほど価値が上がります。

石言葉 理想的、喜び、鮮明 誕生月 10月
鉱物種 トルマリン モース硬度 7【強い】
石言葉 理想的、喜び、鮮明
誕生月 10月
鉱物種 トルマリン
モース硬度 7【強い】

有名な無色の宝石

ダイヤモンドの歴史・誕生月・石言葉

ダイヤモンド

ダイヤモンドは、宝石市場のシェアの70%を占めていると考えられています。類いまれな硬さゆえに「征服されざる」という意味を持つ、ギリシャ語の「アダマス(Adamas)」から名付けられました。
ダイヤモンドは、炭素の結晶です。46億年前に地球が誕生し、20億年経った頃からダイヤモンドは150km以上もの地下深く、高温高圧下のマグマ内で結晶しました。その後、火山活動によって表面近くにとてつもないスピードで押し上げられた結果、私達がダイヤモンドを手にできているのです。
ダイヤモンドが研磨できるようになったのは14世紀末のことです。18世紀になって光をつかまえることが出来るラウンドブリリアントカットが発明され、ダイヤモンドの輝きを十分に引き出せるようになりました。20世紀には、電気の普及により、研磨技術がさらに向上しました。
皆さんも御存知のブリリアンカットは、現在、最も人気のある強い輝きを引き出す定番カットです。クラウン32面、パビリオン24面、テーブル、キューレットの計58面に研磨します。
ダイヤモンドは、一般的には無色透明と思われていますが、実際は、黄色、ブラウン、ピンクやブルーといった色のものが存在します。ダイヤモンドは、透明度の有無によって価値の高い宝石用と、一個数ドルの工業用に分けられます。割合は、2割が宝石、3割が低品質ニアジェム(本来は工業用)、5割が工業用になります。更に宝石のダイヤモンドの品質は、カラー(色)、クラリティー(透明度)、カット、キャラット(大きさ)の4Cによって決まります。

石言葉 理想的、喜び、鮮明 誕生月 4月
鉱物種 ダイヤモンド モース硬度 10【非常に強い】
石言葉 理想的、喜び、鮮明
誕生月 4月
鉱物種 ダイヤモンド
モース硬度 10【非常に強い】

パール(真珠)の歴史・誕生月・石言葉

パール

真珠は、海水または淡水に生息する二枚貝の特定の種によってつくられた結晶で、貝の体内で生成されます。成分は貝殻と同様のアラゴナイトです。
天然真珠としては、ペルシャ湾の(かい)(せい)天然真珠と、ミシシッピ川の淡水海棲天然真珠が知られています。磨かないと輝かない地中から採れる鉱物とは違い、真珠は、貝を開けた瞬間から光り輝いている宝石です。
世界で生息する約10万種の貝から6種類ほどから美しい真珠が生まれます。アコヤ貝の場合、直径5ミリ程度の真珠が採れるのは、1万5千個の中からたった一粒だと言われています。2013年、クリスティーズのジュネーブのオークションで真珠のネックレスが8億6000万円で落札されました。
パールの語源は、何個か諸説があり、ラテン語の二枚貝を意味する「ペルナ(perna)」が由来の諸説と、洋梨を意味する「ピルラ(perla)」が由来の諸説があります。
パールはアコヤ養殖真珠、シロチョウ養殖真珠、クロチョウ養殖真珠などがあります。

石言葉 健康、円満 誕生月 6月
鉱物種 パール(真珠) モース硬度 2【非常に弱い】
石言葉 健康、円満
誕生月 6月
鉱物種 パール(真珠)
モース硬度 2【非常に弱い】
参照:価値が分かる宝石図鑑(著者:諏訪恭一)
守屋啓
著者・監修:守屋 啓(もりや はじめ)
一般社団法人 宝石鑑別団体協議会(A.G.L)所属のAGTジェムラボラトリーにてグレーダーとして色石・ダイヤの鑑別に従事。その後、世界的に権威のある鑑別機関、GIA JAPANのG.G.(グラジュエイト・ジェモロジスト)プログラム講師として活躍。GIAが日本撤退後は、各地で宝石鑑別の講師として活躍する第一人者。