【宝石・ブランド品高額買取】査定士によって金額が変わる!査定士の資格や買取屋の実態!

2020年4月14日 火曜日

【宝石・ブランド品高額買取】査定士によって金額が変わる!査定士の資格や買取屋の実態!

INDEX

  1. 1. 査定士とは!?
  2. 2. 宝石業界の査定士資格
    1. 1.G.G.
    2. 2.FGA
    3. 3.JBSジュエリー鑑定士
    4. 4.宝石買取店
  3. 3. ブランド業界の査定士
    1. 1.協会基準判定士
  4. 4. 資格について
  5. 5. 古物商免許の取得は絶対!!
  6. 6. 査定士によって買取が出来る物、出来ないものがある!?
  7. 7. 買取屋の裏の実態 こんな悪徳業者もいる!?

宝石の査定士・ブランドの査定士とは!?

査定イメージ画像

査定士とは、お客様が売却しようとしている商品を品質や流動状況などで価格を算出する人のことを指します。査定士と言っても、様々なジャンルの査定士が存在します。ここで大きく取り上げる査定士は、宝石の査定士、ブランド業界の査定士です。
査定士とは、特に資格が無くても買取金額は決められます。ネットなどで相場を確認して、傷がないか、壊れていないかなどの品質を確認して金額を出します。ですが、そのような曖昧な査定では正当な価値が出せないジャンルもあります。そこで、査定士としての信用性が上げられるように民間資格を出している企業がありあます。現時点では、国家資格は存在しません。では、査定士の民間資格を見ていきましょう。

宝石業界の査定士資格

1. G.G. (GRADUATE GEMOLOGIST 読み方:グラジュエイトジェモロジスト)

G.G.を付与している機関、GIAは宝石・宝飾業界における知識と信頼性を確立させるために宝石商によって設立され、ダイヤモンド、カラーストーン、真珠に関する世界的権威としてみなされている公共の利益を目的とした非営利の研究機関でです。宝石業界では最も権威のある資格のG.G.を付与しています。

主な学習項目

  • ・4C(カラー、クラリティー、カット、キャラット)について
  • ・インターナショナルダイヤモンドグレーディングシステムによりダイヤモンドを評価するための技術的な専門知識と実践スキル
  • ・カラーストーングレーディングシステムにより宝石を評価するための技術的な専門知識と実践スキル

2. FGA (Fellow of The Gemmological Association of Great Britain)

FGAを付与している機関、Gem-A(英国宝石学協会)は教育委員会としてロンドンに設立された世界で最も歴史のある宝石学の教育機関です。FGAは、国際的に認知されている世界で通用する宝石学資格です。FGAは、英国政府により、学士号と同等レベルの資格であると認められています。
日本では、日本宝飾クラフト学院がGem-A認定教育機関の一般社団法人日本宝石協会と業務提携し、FGAの取得が出来ます。

3. JBSジュエリー鑑定士 (JBC:ジャパンジュエリービジネススクール)

JBSジュエリー鑑定士は、JBCが付与している資格で、JBCとは、国内外の宝飾優良企業120社の出資・協賛により、1990年に設立されたビジネススクールです。日本のビジネススクールで、比較的安価で、短い期間で取得可能です。

ブランド業界の査定士

1. 協会基準判定士

日本流通自主管理協会は、輸入のイミテーション品に対してのフィルターとして設立された一般社団法人です。その日本流通自主管理協会が講習と試験を実施しており、その試験の合格者に付与している資格が協会基準判定士です。協会基準判定士は、半年間の講習を受け、広範囲の教育を受けるため、 ブランド品の真贋の判断知識は非常に高く、信頼性も非常に高くなります。

資格について

宝石業界の資格においては、G.G.とFGAは世界的にも有名で、保有した査定士がいる店舗・会社は、公表している所が多く、ホームページでの確認が行えます。
ブランド品の資格においては、日本には協会基準判定士しか無く、さらに資格付与の条件に日本流通自主管理協会の会員企業に属している事が取得条件で、非常に難易度が高く、保有している会社のほうが少ないのが現状です。そのうえ、協会基準判定士を保有していなくても優秀な査定士は数多くいます。

古物商免許の取得は必須!!

古物商免許の取得イメージ画像

古物とは、一度でも使用したものを指します。使用したものでも古物に入らない例外(航空機や船舶など)はありますが、基本的に皆様が購入する衣類、宝飾品、家具、家電など様々なものが使用した時点で古物に入ります。この古物が売買される店舗や会社では、古物商免許の取得が義務付けられています。
古物営業法に基づき、盗難品の流通防止や盗難被害の解決を目的として、古物商免許の取得が義務化されました。リサイクルショップで物を売るときに身分証明が必要なのは古物営業法に基づく対応と言うことですね!古物商免許には番号(第〜号)が割り振られていて、ホームページがある古物取扱店には、古物商番号の記載が確認出来る店舗がほとんどです。

査定士によって買取が出来る物、出来ないものがある!?

査定イメージ画像

査定士は、宝石類で言うとG.G.などの宝石の資格を所持していない場合、鑑別書(*1)や鑑定書(*2)が無いと宝石の金額査定することが出来ず、買取りが出来ない事があります。なので、宝石類を査定してもらう場合は予め、上記の資格を所持している有資格者が在籍しているかを確認することが大切です。
また、鑑別書や鑑定書がない場合、買取り金額から査定代金が引かれる場合もあるので注意しましょう。

ジュエリーブランドの場合、ブランドとしての価値が大きく上下します。ティファニーや、ミキモト、ハリー・ウィンストン等、ブランドとしての価値がある場合は、ブランド価値もプラス査定になりますが、そうではないブランドの場合は、ブランドとしての価値はほぼ付かないことにご注意ください。

*1 鑑別書
科学的に宝石の種類、鉱物名、カラー、処理方法などを判断し、記載する書
*2 鑑定書
ダイヤモンドを4Cの基準に沿って品質を記載する書

買取屋の裏の実態!こんな悪徳業者もいる!!

宝石やブランド品は、一般のお客様が真贋や価値を見極めるのは難しいと言えます。そこにつけ込み、本物なのに偽物と査定して低価格で買い取る悪徳業者が存在します。例えば、良く聞く話だと、アポイントも無く訪問してきて、使ってない宝石やブランド品を巧みな口述で格安な価格で買い取るります。
心理的にも、直接訪問してきて査定を許可してしまったら断り辛くなりますよね。なので、買取りは実店舗か、ネットなら信用できる裏付け(口コミの情報やホームページの会社が確認でき、古物商番号が記載されている)がある店舗にお任せすることがトラブルに巻き込まれない方法です。訪問買取の全ての業者が悪徳業者ということではありませんが、訪問買取にきた業者の信用度を測ることって困難だと思うんですよね。
逆に悪気がなく価値を付け間違えることもあります。ガラスをダイヤモンドとして買い取った話も聞いたことがあります。なので、買取はいくつかの店舗で査定を行ってから店舗を見極めて買取りしてもらうことを強くおすすめしています。