ジュエリーを世間に広めたジュエリーツツミ
2020年4月14日 火曜日
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ジュエリーツツミは、日々の生活に彩りを添えるおしゃれを提供すべく、日本全国のショッピングセンターや駅前商店街にいくつもの店舗を構え、リーズナブルなジュエリーを提供してきた宝飾店です。
ここでは、そんな国内ジュエリーの老舗・ジュエリーツツミの人気の秘密をチェックします。
ジュエリーツツミの創業秘話:ルート開拓でジュエリーの低価格での提供に成功
東証一部上場企業のジュエリーツツミは、堤征二氏が1962年に創業し、1973年に会社設立されています。この10年間に堤氏は宝飾ビジネスの基礎を築きました。
当時19歳であった堤氏は宝職人として人生を歩み始めましたが、この時代の日本は生活に追われていて、高価なジュエリーは女性にとって高嶺の花でした。
そこで堤氏は、「女性が気軽に購入できる低価格のジュエリーを提供」すればビジネスチャンスになると思い立ちました。
東京オリンピック前とはいえ、まだ海外旅行に出る一般人も少ない時代でしたが、堤氏は単身で海外を積極的に回り、品質の良い宝石を現地価格で仕入れるルートを開拓していきました。この冒険的戦略が功を奏し、国内では真似のできない低価格での販売にこぎつけることになります。
バブル時代が到来すると高級志向のおしゃれが日常化しましたが、それでもツツミは初心を見失わず、リーズナブルで質の良い宝飾品を提供。そのおかげで、1996年には支店数が100店を超えました。
この成功の要因は、日本女性の好みを徹底分析し、いつもニーズを捉えたデザインを追求し、リーズナブルで質の良い宝飾品を販売してきたことにあるでしょう。
ジュエリーツツミはファッション業界でも大いに注目され、2013年度にはINDIA GEM AND JEWELLERY AWARDSにてビジネスバイヤー賞を受賞しています。また、2018年現在は全国に165店舗を展開し、1,000名以上のジュエリーアドバイザーを配し、幅広い品ぞろえで地域の方々に愛用されるジュエリー販売企業に成長しています。
ジュエリーツツミの特徴
ジュエリーツツミは、2015年にオリジナルブランド「Blessed Rain」と「Pure Planets」をリリースし、人気ジュエリーブランドとして評価されています。以下ではその2つのブランドの特徴をご紹介します。
涙型のフレームに粒ダイヤがあしらわれた「Blessed Rain」
Blessed Rainは、涙型のフレームに粒ダイヤをあしらうデザインとなっています。デザインにはドラマ性があって、例えば輝きの強いペアシェイプダイヤモンドをゴールドのティアドロップのセンターに置き、大きくダブルリングを合わせて、花びらから零れた滴が水面を弾いているようなシーンを表現しています。
このシリーズでは、それを身に着ける女性の輝きを、そのシーンを切り取ったようなデザインで表現しているとのことです。
小粒のダイヤモンドで星々の輝きを表現した「Pure Planets」
Pure Planetsは小粒のダイヤモンドが星座のように散りばめられた、ロマンティックな輝きを放ったコレクションです。デザインはシンプルモダンに徹し、星座を立体的に輝かせるフォルムも特徴的です。チェーン部に一つダイヤをあしらうことで、デザインの広がりを演出する工夫も魅力です。
また、願い星・しぶんぎ座流星群をモチーフにしたリングが人気で、願いを叶えるアイテムとして秘かに身に着けることが流行っています。
ジュエリーツツミの買取相場はおおよそ購入額の10〜20%
ジュエリーツツミの宝飾品はリーズナブルな価格で提供されています。例えば、ペンダントネックレスなら10,000円から30,000円ぐらいの価格帯が売れ筋で、素敵なデザインのものが揃っています。
これを買取専門店などで買い取ってもらうなら、状態やニーズにもよりますが1,000~3,000円となり、おおよそ購入額の10~20%が買取相場となります。
また、ファッションリングの店頭価格は10,000円~100,000円のラインナップが多いのですが、買取価格の相場は1,000円~10,000万円くらいとみておくとよいでしょう。こちらも10~20%の買取相場です。
オリジナルブランドでより多くのファンを集めるジュエリーツツミに注目
求めやすい価格帯でありながら質の良いジュエリーを長年提供してきたジュエリーツツミ。それにとどまらず、今回ご紹介したような「Blessed Rain」や「Pure Planets」といったオリジナルブランドをリリースし、さらに多くのファンを集めています。今後の躍進も注目したいブランドです。