ヴァンドーム青山の創業秘話

2020年4月14日 火曜日

ヴァンドーム青山の創業秘話

INDEX

  1. 1. ヴァンドーム青山の創業秘話:日本で日常的にジュエリーを楽しむ風習がないことに着目
  2. 2. ヴァンドーム青山の特徴
    1. -1 すべて日本人デザイナーによるオリジナルジュエリー
    2. -2 複合ブランド戦略で多彩なジュエリー展開
  3. 3. ヴァンドーム青山の買取相場:5万円程度の売れ筋商品は2,000~5,000円ほど
  4. 4. ヴァンドーム青山はデイリーユースジュエリーのトップブランド

「いつかはパリのヴァンドーム広場へ出店したい」という目標を掲げ、ヴァンドーム青山は創業45年の中で一貫して女性を美しく飾る日常使いのジュエリーを普及させてきました。現在全国に134店舗を展開し、12回も宝飾系のバイヤーズ賞を受ける人気ブランドに成長しています。
今回はそんなヴァンドーム青山の歴史や特徴、ジュエリーの買取相場をご紹介します。

ヴァンドーム青山の創業秘話:日本で日常的にジュエリーを楽しむ風習がないことに着目

創業者である山田潤氏は、戦後復興の真っただ中に生きる女性たちが、日常的にジュエリーを楽しむ風習がないことを残念に感じていました。山田氏は、フランスのパリを訪れた時、どの女性も個性豊かに宝飾品を身に着けて街中を可憐に歩いていて、その女性たちの輝きがその土地に華と活気を与えているとつくづく感じたのだそうです。

そこで1973年の春に、株式会社ヴァンドームヤマダを青山5丁目に設立。コンセプトは「知的・エレガンス・ベーシック」、リーズナブルでシンプルで清楚で、ふと知性が光るジュエリー作りをしようと開業しました。

その後1981年には、オリジナルデザインによる「Ruby Ring(ルビーリング)」をリリース。シルバーやK10ベースのリングに、大粒のルビーをデコレートしたシンプルなデザインですが、その気軽さが若い女性に受けたようです。 また、この年には懐メロの代表曲「ルビーの指輪」が大ヒットしてルビーリングが爆発的に売れ、ヴァンドームヤマダが世に大注目されました。

さらに、1987年にはブライダルジュエリーをリリースし、1997年には一粒のダイヤモンドが美しいCercle&Quatreで話題をさらいました。2000年ミレニアム記念に限定発売された「010100」ダイヤモンドリングも大ヒットしています。

ヴァンドーム青山の特徴

ヴァンドーム青山が提供するジュエリーのこだわりは、デイリーユースであること。コンセプトは「知的・エレガンス・ベーシック」で、職場でも通勤・通学中でも、アフター5のプライベートタイムでも、それを身に着ける女性をさりげなく輝かせるアイテムであることを追求したブランド展開をしてきました。

すべて日本人デザイナーによるオリジナルジュエリー

日本の生活シーンではどういったジュエリーが美しさを映えさせるのか、それぞれの年齢層・地域のニーズを分析し、女性に愛されるジュエリーを提供するために、日本人デザイナーによるブランド作りを徹底。高い品質とおしゃれなデザイン性が際立つオリジナルデザインにこだわっています。
ヤング世代にとっては「憧れ」であり、30代を超えた女性たちには「頼れる」ジュエリーとして、シンプルでありながらもファッションコーディネートを引き立ててくれるブランドとして高い評価を受けています。

複合ブランド戦略で多彩なジュエリー展開

リーズナブルでエレガントな国産ジュエリーとして多くのファンを持つヴァンドーム青山は、ヴァンドームヤマダが展開するハウスブランドの筆頭です。他にも姉妹系ハウスブランド・ライセンスブランド・クリエイターとのコラボジュエリーが一丸となり、多彩なバリエーションを提供しています。

ハウスブランド
  • *L.A.H Vendome Aoyama
  • *Vendome Boutique など
ライセンスブランド
  • *ANNA SUI
  • *LANVIN en Bleu など

ヴァンドーム青山の買取相場:5万円程度の売れ筋商品は2,000~5,000円ほど

ヴァンドーム青山で売れ筋の「ハーフエタニティセッティング 19P・ダイヤモンド(0.10ct)」の販売価格は50,000円程度ですが、買取相場は2,000~5,000円程となっています。
また、「リュールシリーズ 5P・ダイヤモンドネックレス」の場合は販売価格が70,000円前後で、買取価格の相場は3,000円~11,000円程度です。

いずれも状態が良ければ高額買取の可能性があります。
なお、ウエディングリングは更にプレミアム性があり、買取でも有利になります。

ヴァンドーム青山はデイリーユースジュエリーのトップブランド

純国産ジュエリーブランドとして高い評価を受けているヴァンドーム青山は、高度成長期の時代から、日本の女性が日頃から気軽におしゃれを楽しめるようなジュエリー作りに徹してきました。今はよりファッショナブルなブランドイメージが光り、しかもリーズナブルな価格設定は健在。普段着でおしゃれができるファッションジュエリーのトップブランドです。