FT-IR(フーリエ変換赤外分光光度計)導入のお知らせ
2019年7月26日 金曜日
目次
FT-IRとは???
FT-IRという言葉はご存知でしょうか?
これは『フーリエ変換赤外分光光度計』の通称で、フーリエ分光法によって得られる波数と透過率をプロット化したグラフより宝石の天然・合成や石の特定ができる機械です。
もともとは宝石を見るために作られた機械ではなく、有名な『和歌山ヒ素カレー事件』ではヒ素の検出に一役買っていたり、古い絵画の素材特定(それによる製作年代などの特定)などにもこのFT-IRが使われるそうです。
分子運動を解析するこの機械が宝石鑑別の分野に応用され使用され、現在に至っているわけです。
弊社にもついに導入されました!
そんなFT-IRをこの度弊社も導入する運びとなりました。
弊社も4年目を迎え、色石を含めた宝石鑑別のクオリティの向上は、お客様の大切なお品物を査定するにあたる上で至上命題となってきております。
『ルース1つからでもより正確にお値段を付けさせていただく』
これが弊社の創業当初からの存在意義であると考え、今回の機材導入となりました。
これからも色石バンクは積極的かつ適切な設備投資・機材導入を図り、より査定品質の向上に努めていきます。