1月の誕生石:ガーネット(柘榴石)
2019年7月3日 水曜日
INDEX
1月の誕生石として知られるガーネットの石言葉や産出地、特徴などについてご説明します。さらに、ガーネット以外の1月の誕生石や、ガーネット高額売却のコツなども解説いたします。
ガーネットとはどんな誕生石?石言葉・おもな産出地と2つの特徴
ガーネットとはどんな誕生石なのか、その石言葉やおもな産出地、特徴などを見てみましょう。
ガーネットの石言葉
1月の誕生石であるガーネットの石言葉は、「生命力・活力」「秘めた情熱」です。
ガーネットの代表的な色である、深みのある美しい赤色が、体をめぐる血を連想させます。古代インドの世界でガーネットは生命力の象徴的な扱いでした。
ガーネットのおもな産出地
ガーネットは世界の多くの国で産出されており、おもな産出地だけでも下記の国々が挙げられます。
- オーストラリア
- インド
- アルゼンチン
- アメリカ
- モザンビーク
- マダガスカル
- ブラジル
- タンザニア
- スリランカ
- ロシア
- ミャンマー
- ケニア
- 南アフリカ
- ナニビア
- ジンバブエ
- チェコ
赤色だけではない、実はカラーバリエーションが豊富
ガーネットの色といえば「黒っぽい深みのある美しい赤色」が特徴だと思われていますが、実はガーネットは非常にカラーバリエーションが豊富で、オレンジ、黄色、緑色、紫色、青色、ピンクなどのガーネットも存在します。
その中でもガーネットの代表的な色とされている深みのある赤色は、アルマンダイト(アルマンディン)ガーネットの色で、このアルマンダイトガーネットがもっとも普遍的に産出されていることから、「ガーネット=赤色」というイメージが強くなっています。
また「日光にあてると青緑色に、そして蛍光灯をあてると紫色になる」という、光の種類によって色が変わる特徴を持つカラーチェンジガーネットもあります。カラーチェンジガーネットは希少性が高く、高い価格で取引されることが多いです。
ガーネットの名前の由来はラテン語の「種」、日本名の由来は柘榴の実
ガーネットという名前の由来は、ラテン語の「granatum:グラナトゥム(種)」からきており、さらにガーネットの日本名である柘榴石という名の由来は、「見た目が柘榴の実を連想させるから」というところからきています。
ガーネット以外にもある!1月の誕生石
誕生石は、国によって異なっていたり複数の種類が選定されていたりします。ですが、日本、アメリカ、イギリス、オーストラリア、カナダ、フランスなどでは、1月の誕生石としてガーネットのみを認定しています。
多くの国でひとつの誕生石のみが認定されているのは、1月のガーネットと2月のアメジスト(アメシスト)以外にありません。
ガーネットは多くの国で1月の唯一の誕生石として選定されていますが、誕生石ではなく「誕生守護石」という立ち位置でなら、オニキスが選定されています。
また、オニキスは「日付別の誕生石」として1月25日の誕生石に選定されていますので、ガーネットに次いで、1月に縁の深い石であるといえるでしょう。
ガーネットを高額売却するためのポイント3つ
ガーネットを高額で売却するためのポイントとしては、以下の3つが挙げられます。
- ・購入時についていた保証書や鑑別書があれば一緒に持って行く
- ・自分である程度クリーニングしておく
- ・色石(カラーストーン)の買取に強い業者を選ぶ
保証書や鑑別書がないと査定額がシビアになる可能性もある
保証書や鑑別書は、ガーネットが本物であることの有力な証明となり、これらがない場合は査定額がシビアになってしまうケースも少なくありません。できるかぎり一緒に査定に持って行くようにしましょう。
事前のクリーニングは簡単なものでOK
ガーネットのクリーニングは、基本的にはやわらかい布で汗や汚れを拭き取る程度でかまいません。それでも爪の間などに汚れが目立つ場合は、中性洗剤+歯ブラシなどを使って洗うといいでしょう。
質屋やリサイクルショップでは高い査定額はつきにくい
質屋やリサイクルショップは宝石を専門的には取り扱っていないため、高額査定を狙うのは厳しい傾向があります。
宝石買取業者の中でも特に色石(カラーストーン)を専門的に取り扱っているところ、得意としているところであればしっかり正しい価値を査定してもらえるので、高額売却できる可能性も高まります。
1月の誕生石代表・ガーネットを深く知って高く売ろう
1月の誕生石であるガーネットは「赤色の宝石」というイメージが強いですが実はカラーバリエーションが豊富で、あたる光の種類によって色が変わるものもあります。
手持ちのガーネットを少しでも高く売りたい場合は、保証書や鑑別所をつけ、事前に軽いクリーニングをし、さらに業者については「色石の取り扱いに力を入れている宝石買取業者」を選ぶようにしましょう。