8月の誕生石:ペリドット(橄欖石)
2019年8月10日 土曜日
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ペリドットは美しいオリーブグリーンが特徴的な宝石で、8月の誕生石として知られています。ここでは、そんなペリドットについてご紹介します。8月の誕生石はペリドット以外にもありますので、そちらもぜひチェックしてみてください。
ペリドットは繁栄の象徴とされる宝石
ペリドットは、古くから太陽の力を秘めているといわれてきました。古代エジプトでは太陽神として、また古代ギリシャでは威厳ある宝石として、ともに繁栄の象徴とされています。
不思議な色合いは、ペリドットの意味を深く知らない方でも強く惹きつけられることでしょう。「太陽のかけら」「イブニングエメラルド」というロマンティックな呼び名もあります。以下でそんなペリドットの歴史、色の特徴、石言葉などについてみていきましょう。
色味はオリーブグリーンで人工的な夜の光により輝きを増す
ペリドットの色味はオリーブグリーンのみです。ほかの宝石のように産地によって色が大幅に変わることはありません。ペリドットの色は、太陽光の下ではなく人工的な夜の光によって一層輝きを強くします。
太陽光の下では緑色に見えることから、昔はエメラルドとも混同されていました。ヨーロッパの古い教会では今でもエメラルドとの誤認が多く見られます。
ペリドットには隕石に含まれる鉱物が入っている
ペリドットには、隕石、月の岩石に含まれる成分と同じものが含まれています。小惑星に含まれる微粒子や、彗星や一部の銀河にもペリドットの成分が含まれています。このような成分に関する事実が明らかになったのは最近ですが、古代から太陽のパワーが秘められていると人々の間では伝えられていました。
ペリドットの石言葉は「幸せ」「夫婦の愛情」「和合」「平和」
ペリドットの石言葉には「幸せ」「夫婦の愛情」「和合」「平和」などがあります。心身を癒して前向きな気持ちにしてくれる力があるといわれているので、疲れたとき、リラックスしたいときなどに身に付けるのがおすすめです。
つい嫉妬してしまう、怒りっぽくなってしまうという方が身につければ、落ち着いて人間関係を修復していくことができるでしょう。
ペリドットは主にミャンマーで採掘される
ペリドットの主な産地はミャンマーで、ほかにもアメリカやノルウェーで採掘されます。それぞれの産地による大きな違いはありませんが、その価値や特徴についてチェックしてみましょう。
ミャンマー産のペリドットは大粒
ミャンマーはルビーの産地として有名ですが、ペリドットもたくさん採掘される国です。ペリドットはブラウンがかるとその価値が落ちてしまいます。ミャンマー産のペリドットはブラウン色が少なく、鮮やかなオリーブグリーンを楽しむことが可能です。さらに大粒のペリドットが採掘できるという特徴もあり、ミャンマーのペリドットは非常に人気があります。
アメリカ産のペリドットはブラウン色が強い
アメリカでは、アリゾナ州でペリドットを採掘することができます。しかし、アリゾナで採掘されるペリドットはブラウン色が強いものが多く、ミャンマー産のペリドットと比較するとその品質は落ちてしまいます。
ノルウェー産のペリドットは透明度が高く非常に美しい
ノルウェーで採掘されるペリドットはライムグリーンで、透明度が高く非常に美しいという特徴があります。ミャンマー産のペリドットも美しいですが、より宝石として価値が高いのはこちらのノルウェー産のペリドットだともいわれています。
8月の誕生石にはカーネリアンもある
8月の誕生石はペリドットだけでなく、カーネリアンという宝石もあります。ブラジルやウルグアイ、インドなどで多く採掘される石で、古代エジプトでは勇気と勝利のお守りとして戦士に愛されてきました。
石言葉は「頭脳明晰」「深い友情」「満足」などがあります。新しいことをするとき、成功を手に入れたいときにパワーを与えてくれます。色はオレンジがかった赤色をしており、燃える闘志を奮い立たせてくれそうです。
オリーブグリーンの色味が美しい8月の誕生石ペリドットを身に着ける
8月の誕生石、ペリドットについてご紹介いたしました。ペリドットはオリーブグリーンが特徴的な美しい宝石です。ダイヤモンドやサファイアと比較するとその知名度は低いですが、誕生石として世界中で愛されています。
自分の誕生月の誕生石を身に付けたり、石言葉から自分に不足しているものを補ってくれそうな宝石を身に付けることで、パワーを得ることができるといわれています。ペリドットをはじめ、自分にぴったりな宝石を見つけて毎日身に付けるようにしてみましょう。