12月の誕生石:タンザナイト(黝簾石)
2019年8月14日 水曜日
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このページでは、12月の誕生石のひとつであるタンザナイト(黝簾石)の石言葉や産出地、特徴などを詳しく解説していきます。
さらに、タンザナイト以外にも12月の誕生石とされているものは何か、それについてもご説明します。
タンザナイト(黝簾石)とはどんな誕生石?石言葉・産出地と2つの特徴
タンザナイトとはどんな誕生石か、その石言葉やおもな産出地、特徴についてご説明します。
タンザナイト(黝簾石)の石言葉
タンザナイトの石言葉は、冷静・高貴・誇り高き人・神秘・空想などがあります。
タンザナイトは高貴で神秘的な光を放つ宝石として知られていますが、タンザナイトの石言葉も、まさにこのタンザナイトの輝きのイメージそのものという感じです。
タンザナイト(黝簾石)の産出地
タンザナイトは、その名前が示すとおり、タンザニアで産出される宝石です。
逆にいえばタンザニア以外の国で、タンザナイトが産出されることはありません。キリマンジャロのふもと・アルーシャ市の近郊にあるメレラニ鉱山で産出される「ブルーゾイサイト」という鉱物だけが、タンザナイトとして唯一認められているという状況です。
しかも、タンザナイトの産出量は年々減少傾向にあります。世界でたったひとつの鉱山からのみ産出され、しかも今後は産出量がさらに減っていく見込みということで、タンザナイトの希少性はどんどん高まっています。
タンザナイト(黝簾石)の特徴は色合いの変化とデリケートさ
タンザナイトのおもな特徴として挙げられるのは、以下の2点です。
*見る角度や環境によって色合いが変わる
*デリケートで割れやすいので取扱いには注意が必要
それぞれの特徴について詳しくご説明しましょう。
タンザナイト(黝簾石)は手元で色合いの変化を楽しめる宝石
タンザナイトは、夜空の「深い青さ」を表現したような神秘的な青色が大きな魅力ですが、「見る角度や周りの明るさなどの環境によって、青色から紫色へなど、見た目の色合いが変化する」という特徴を持っています。
そもそもタンザナイトという名前は「タンザニアの夜」という意味でつけられました。タンザナイトの色合いの変化が、まるでタンザニア・キリマンジャロの、夕暮れから夜に変わっていく際の空のようだということで、この名がつけられたのです。
また、タンザナイトの色合いの変化といえば「加熱処理による変化」も挙げられます。
現在宝石として出回っているタンザナイトには、加熱処理がほどこされています。タンザナイトは原石の段階では褐色まじりの青紫色という状態ですが、これに加熱処理をほどこすことによって、あの「深みだけでなく透明感もある」という、独特の青色へと変化させているのです。
傷つきやすく割れやすいので取扱いは要注意
タンザナイトは神秘的な輝きを放つ、とても魅力的な宝石ですが、宝石の中では硬度が低めなので表面が傷つきやすく、しかも衝撃にもろい性質を持っているため、割れや欠けが発生しやすいデリケートな宝石でもあります。
「ほかの宝石類とガシャガシャとぶつかるような形でジュエリーボックスに入れる」などという扱いは、絶対にしてはいけません。また、汚れ落としに超音波洗浄器を使うと超音波による振動で割れが発生してしまうリスクがあるため、こちらも使用はNGです。
タンザナイト(黝簾石)以外にもある!12月の誕生石
タンザナイトは12月の誕生石のひとつとして有名ですが、実は12月の誕生石はほかにもあります。
タンザナイトと並ぶ、12月の誕生石の代表格となるのがターコイズ(トルコ石)です。
日本では12月の誕生石はタンザナイト・ターコイズ・ラピスラズリの3つですが、その中でもターコイズは、日本のみならずアメリカ・イギリス・オーストラリア・フランスでも12月の誕生石として認められています。
それ以外にも、アメリカとカナダではジルコン(さらにカナダではオニキスも)、フランスではマラカイト(孔雀石)も、12月の誕生石として扱われています。
タンザナイトと並ぶ12月の誕生石の代表格のひとつ・ターコイズについての詳しい情報はこちらをご覧ください。
タンザナイトは歴史が浅いものの確かな存在感を持っている
タンザナイトは、20世紀後半に発見されたまだ歴史の浅い宝石です。神秘的な青と紫の輝きによる抜群の存在感を持っています。色合いが深いほど、その価値は高まります。
魅力溢れるタンザナイトですが、硬度の低さには十分気をつけましょう。12月生まれの人は、ぜひ夕暮れから夜に変わる空を手にしてみてくださいね。