バンコク色石研修の旅

2018年12月11日 火曜日

バンコク最新色石事情を調査してきました!

バンコク街並

タイと言えば何を想像するでしょうか?
仏教?ムエタイ?トゥクトゥク?トムヤムクン?

はい、全て正解です。
しかし弊社の記事をご覧いただいている方々はこう答えるのではないでしょうか?アジア最大の『宝石の国』と!

そう呼ばれるのには大きな理由があります。
まず近隣に多くの宝石産出国があります。ミャンマー・ベトナム・カンボジア・スリランカなどなど・・・。
それらの国々で産出された宝石は東南アジア最大の都市のひとつバンコクに集まり世界中に飛び立って行くのです。

最新の鑑定鑑別技術や研磨・リカット技術、最新の機材などが集まってくるのはごくごく当然なわけです。
宝石の最先端はタイのバンコクといっても過言でありません!

より実践的だった色石鑑別研修

バンコク学校

弊社も業界に身を置きまだ4年・・・
当然ながら最新事情・最新技術を学ばなければいけない立場ですので、毎年社員が研修に赴き何かを吸収して帰ってきております。
今年も11月13日〜17日の4日間タイのバンコクにお勉強の旅へと行ってまいりました!

バンコクに降り立ちまず感じたのはうだるような暑さです。
11月で気温34℃・・・とてもお勉強に集中できる気温ではありませんでした(笑)
もちろん熱心な仏教徒の弊社社員はまさに心頭滅却して乗り切ったそうです(嘘。

研修は全部で3日間、主に鑑別や産地別の特徴、模造石の判別の仕方など多岐にわたる密度の濃いものでした。
写真は翡翠の鑑別を実際に行なっているところです。光を透かすと出てくる繊維状の模様の状態で翡翠なのか、模造石なのかその他の石なのかを判断しています。
翡翠は鑑別の非常に難しいと言われている石ですが、より実践的で実用的な鑑別知識を学べるのもバンコクだからこそでした。

そしてアジア最大の宝石デパートへ

JTC

お勉強の空いた時間はプーケットでビーチリゾートを満喫・・・するわけにはいきません!

今回のバンコク研修の目的のもうひとつが『最新機材の買い付け』です。
前述の通りバンコクは最新の技術・機材が集まるところ、しかも日本と比べても安価で仕入れることができます。
弊社のようなまだまだ若輩な会社は機材の充実も至上命題となります。

向かったのは『Jewelry Trade Center(通称JTC)』を中心としたシーロム地区の問屋街。

特にJTCは地上59階・東南アジア最大の宝石取引ビルと呼ばれ、ジュエリーショップだけでなくルース(裸石)や専用機材のショップも軒を連ねるさながら『宝石関係専門デパート』です。
御徒町がひとつのビルにズッポリ入ってます(大げさでなく)!!!

そんなプレイステーションのようなビルなので目的としていた機材は無事買い付けることができました。
その他のショップも見て回りながら感じたのはその専門性の高さと価格の低さでした。
ルースなんて本当に破格です!!

宝石が好きな方は1日中いても飽きないと思います。

まとめ

今年はデビアス社が合成ダイヤモンド『Lightbox(ライトボックス)』の販売を発表したり、GIAがラボグロウンダイヤモンドに鑑定書を発行するなど業界に衝撃を与えるニュースが続いています。
お客様からお預かりした宝石を正確に査定する上で知識の深耕・技術の研鑽・機材の充実は避けては通れない状況になりつつあります。

弊社もその流れに遅れを取るわけにはまいりません。

お客様の大切なお品物を正確に査定するため、これからも色石バンクは積極的に海外研修を行いアップデートを続けていきます。