12月の誕生石:ターコイズ(トルコ石)

2019年8月15日 木曜日

12月の誕生石:ターコイズ(トルコ石)

INDEX

  1. 1. ターコイズ(トルコ石)とはどんな誕生石?石言葉・おもな産出地と2つの特徴
    1. 1.ターコイズ(トルコ石)の石言葉
    2. 2.ターコイズ(トルコ石)のおもな産出地
    3. 3.ターコイズ(トルコ石)の特徴は歴史の長さと変質のしやすさ
    4. 4.古代王朝から現代まで愛され続けてきた長い歴史を持つ宝石
    5. 5.日光や化粧品・皮脂などの影響で変質するリスクあり
  2. 2. ターコイズ(トルコ石)以外にもある!12月の誕生石
  3. 3. 人とともに長い歴史を歩んできた美しいブルーの宝石

このページでは、12月の誕生石のひとつであるターコイズ(トルコ石)の石言葉やおもな産出地、特徴などを詳しく解説していきます。

さらに、ターコイズ以外にも12月の誕生石とされているものは何か、それについてもご説明します。

ターコイズ(トルコ石)とはどんな誕生石?石言葉・おもな産出地と2つの特徴

ターコイズ(トルコ石)とはどんな誕生石か、その石言葉やおもな産出地、特徴についてご説明します。

ターコイズ(トルコ石)の石言葉

ターコイズの石言葉は繁栄・成功・開放・健やかな体・旅の安全などです。

石言葉のイメージどおり「夢や目標を達成するためのサポート」「心配や疑惑を打ち消す」「決断力や実行力を高める」「危険や邪悪なものから身を守る」などの効果を与えてくれると期待されている宝石です。

ターコイズ(トルコ石)のおもな産出地

ターコイズはトルコ石とも呼ばれているため、トルコが産出国であると思われがちですが、意外にもトルコでトルコ石=ターコイズが産出されることはありません。

ターコイズのおもな産出地は、アメリカ・イラン・インド・エジプトなどです。

なぜトルコで産出されないのにトルコ石という呼び名がついたのかというと、イランやエジプトで産出されたターコイズがトルコ経由で地中海地方に流通していった、という経緯があり、それにちなんでこの呼び名がつけられたからです。

ターコイズ(トルコ石)の特徴は歴史の長さと変質のしやすさ

ターコイズのおもな特徴として挙げられるのは、以下の2点です。

数ある宝石類の中でも特に長い歴史を持つ
変質しやすいためお手入れには注意が必要

それぞれの特徴についてご説明しましょう。

古代王朝から現代まで愛され続けてきた長い歴史を持つ宝石

ターコイズは、数ある宝石の中でも「もっとも古くから愛されている宝石」といわれる存在です。その歴史の始まりはなんと、紀元前3000年頃の古代エジプト王朝にまでさかのぼります。

古代エジプト王朝の女王が、ターコイズのブレスレットを身につけていたのです。ターコイズの石言葉に繁栄や成功など、王朝をイメージさせるようなものも含まれているのは、こうした歴史の影響も大きいでしょう。

ターコイズ・ブルー」と呼ばれる、ひときわ人目を引くあのターコイズ独特の青色は、時代を問わず人々に愛され続けてきたのです。

日光や化粧品・皮脂などの影響で変質するリスクあり

ターコイズは、ほかの宝石とは違う独特の青色「ターコイズ・ブルー」が非常に魅力的な宝石ですが耐久性が低いという弱点を持っているため、日々の保管やお手入れには注意が必要です。

長い時間日光にさらし続ける、化粧品や皮脂・香水などがついたままの状態で放置する、などという状態では変質してしまうリスクが非常に高いです。

使用時以外は日光に当たらないように保管に気をつけ、さらに化粧品や皮脂・香水などの付着が残らないように、使用後はやわらかい布できれいに拭き取るなどの心がけをしておきましょう。

ターコイズ(トルコ石)以外にもある!12月の誕生石

ターコイズは12月の誕生石の代表格として挙げられますが、ターコイズのほかにも12月の誕生石として扱われている宝石がいくつかあります。

中でも、ターコイズと並ぶ「12月の誕生石の代表格」として挙げられるのがタンザナイト(黝簾石)です。日本ではターコイズ・タンザナイト・ラピスラズリの3つが12月の誕生石として扱われており、アメリカでもターコイズ・タンザナイト・ジルコンが12月の誕生石として扱われています。

つまりタンザナイトは日本とアメリカという2つの大国で、ターコイズとともに12月の誕生石として認められているということです。

ターコイズが「透明性がなく清々しい青空のような青色の宝石」であるのに対して、タンザナイトが「透明性があり夜空のような深い青色の宝石」という、同じ青系の宝石でありながら両者がまるで異なる見た目の特徴を持っているという点は興味深いところです。

ちなみにターコイズはイギリス・オーストラリア・フランスでも12月の誕生石とされているので、世界的には「12月の誕生石としてもっとも有名な存在」であることに間違いありません。あと、カナダではオニキスとジルコンが、そしてフランスではターコイズとともにマラカイト(孔雀石)が、12月の誕生石として扱われています。

ターコイズと並ぶ12月の誕生石の代表格のひとつ・タンザナイトについての詳しい情報はこちらをご覧ください。

>>タンザナイト(黝簾石)の情報はこちら

人とともに長い歴史を歩んできた美しいブルーの宝石

ターコイズは宝石の中でももっとも古い歴史を持つといわれる存在で、紀元前3000年のエジプト王朝の時代から愛され、今もその独特の「ターコイズ・ブルー」の輝きで人々を魅了している、まさに「人とともに長い歴史を歩んできた宝石」です。

変質しやすいという弱点があるため保管やお手入れには少々注意が必要ですが、美しい状態を長持ちさせることができれば、年を重ねてもずっと愛用することができます。パワーストーンとしての効果もかなり期待できる存在ですので、12月生まれの人は、是非ターコイズを身につけることを検討してみましょう。

守屋啓
著者・監修:守屋 啓(もりや はじめ)
一般社団法人 宝石鑑別団体協議会(A.G.L)所属のAGTジェムラボラトリーにてグレーダーとして色石・ダイヤの鑑別に従事。その後、世界的に権威のある鑑別機関、GIA JAPANのG.G.(グラジュエイト・ジェモロジスト)プログラム講師として活躍。GIAが日本撤退後は、各地で宝石鑑別の講師として活躍する第一人者。