11月の誕生石:トパーズ(黄玉)

2025年11月6日 木曜日

11月の誕生石:トパーズ(黄玉)

INDEX

トパーズ(黄玉)とはどんな誕生石?石言葉・おもな産出地と2つの特徴
  1. 1.トパーズ(黄玉)の石言葉
  2. 2.トパーズ(黄玉)のおもな産出地
  3. 3.トパーズ(黄玉)の特徴は色の豊富さと2つのタイプが存在すること
  4. 4.さまざまな色のトパーズが存在する
  5. 5.水素基タイプとフッ素タイプの2種類がある
トパーズ(黄玉)以外にもある!11月の誕生石
カラーバリエーション豊富なトパーズだからこそ好みの色を選ぼう

このページでは、11月の誕生石として知られるトパーズの石言葉やおもな産出地、特徴などを詳しく解説していきます。

さらに、トパーズ以外の11月の誕生石の存在についてもご説明します。

トパーズ(黄玉)とはどんな誕生石?石言葉・おもな産出地と2つの特徴

トパーズとはどんな誕生石か、その石言葉やおもな産出地、特徴についてご説明します。

トパーズ(黄玉)の石言葉

トパーズの石言葉は、誠実・友情・希望・潔白などが挙げられます。

勇気を与え未来を進むためのサポートをする、持ち主にとって必要なものとの出会いのチャンスを作ってくれる、不安を鎮めてくれる、病気を癒してくれるといった効果も期待され、パワーストーンとしても人気のある色石になります。

トパーズ(黄玉)のおもな産出地

トパーズの主な産出地としては、ブラジルやタイ、ロシア、カンボジア、パキスタン、アフガニスタンなどが挙げられます。

日本でも滋賀県や岐阜県など一部の地域でごく少量ながら産出されています。

トパーズ(黄玉)の特徴は色の豊富さと2つのタイプが存在すること

トパーズのおもな特徴として挙げられるのは、以下の2点です。

*幅広い色のバリエーションがある
同じ「トパーズ」であっても、2つのタイプが存在する

それぞれの特徴について詳しくご説明しましょう。

さまざまな色のトパーズが存在する

トパーズは色のバリエーションが非常に豊富な宝石で、無色・黄・茶・青・緑・橙・赤・ピンク・紫などさまざまな色のトパーズが存在します。

ちなみにトパーズは、和名が「黄玉」であることから、黄色いトパーズが標準の色だと思っている人が少なくありませんが、トパーズの本来の色は無色透明です。

それがなぜさまざまな色のバリエーションを持つのかというと「結晶構造にゆがみが生じており、そのゆがみによって特定の光の波長を吸収しやすくなり、それが原因で発色して見える」という理由があるからです。

ちなみにトパーズは「光や熱の刺激にさらされると色が変化しやすい宝石」ということも知られていますが、これは光や熱の影響によって結晶構造のゆがみに変化が生じることが原因です。

この「光や熱の影響によって色が変わる」というトパーズの特性を利用して作られているのがブルートパーズです。現在市場に出回っているブルートパーズのほとんどは、無色のトパーズ結晶に放射線照射をほどこし、人工的に色を青色に変化させたものとなっています。

インペリアルトパーズ

特に、インペリアルトパーズと呼ばれるトパーズはブラジルで多く産出され人気の高いものになります。

色は黄金色・オレンジ・ピンクを帯びたシェリーカラーなどが特徴で、まさに「太陽の光を閉じ込めたような」輝き。その高貴な色味から、トパーズの王様(Imperial)という名前が付けられました。

インペリアルトパーズは美しい反面、紫外線や熱に弱く退色しやすい性質があります。

太陽光の下に長時間置いたり、高温の場所に放置すると色が薄くなることも。

そのため、保管は暗所・涼しい場所がおすすめです。

同じインペリアルトパーズでも、ピンク〜ピーチカラー系は極めて希少で、コレクターズストーン扱いされます。

オレンジや黄金色よりもさらに価値が高く、ジュエリー市場でも別格の存在です。

インペリアルトパーズの買取実績もぜひご覧ください。

水素基タイプとフッ素タイプの2種類がある

ブルートパーズ

トパーズには水素基(OH)タイプとフッ素(F)タイプの2種類が存在します。

まず水素基タイプは、トパーズの中でも希少かつ高価なタイプで、先ほど挙げたトパーズの大きな特徴である「光や熱の影響によって色が変わる」という現象が、この水素基タイプではほとんど起こりません

そのため「光を避ける」など保管方法に気を使う必要があまりない、というメリットがありますが、そもそも産出量が少ないため、市場でこの水素基タイプを見かけることはめったにありません。

これに対してフッ素タイプのトパーズは、光や熱の影響によって色が変わりやすいごく一般的なトパーズで、市場に出回っているトパーズの大半はこのフッ素タイプに属します。

トパーズ(黄玉)以外にもある!11月の誕生石

トパーズは11月の誕生石の代表格的な存在で、日本のみならず、アメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダ・フランスにおいても、11月の誕生石として認められています。

中でも、イギリス・オーストラリア・カナダ・フランスはトパーズのみを11月の誕生石としており、こうした海外の状況から考えても「11月の誕生石の代表格はトパーズ」と考えて間違いありません。

ただし、日本とアメリカは、トパーズだけではなくシトリンも11月の誕生石としています。

シトリンのお買取り実績についてはこちらをご覧ください!

カラーバリエーション豊富なトパーズだからこそ好みの色を選ぼう

トパーズは光や熱にさらすと購入後でも変色してしまうリスクがありますので保管には気をつける必要がありますが、数ある宝石の中でも色のバリエーションが非常に豊富な存在です。

そのため、誕生石であるトパーズを身につけたいと考える人にとって好みの色を選べるという、ほかの宝石ではなかなか得られない大きなメリットがあります。11月生まれの人はぜひ、自分の好みの色合いのトパーズを見つけ、身につけましょう。